せつない・・・
「せつない・・・」という感じは、ちょっと説明しがたいですよね。
ずいぶん前に山田詠美さんが編集されていた本に「せつない話」という短編集があって、そのなかでのお話。
せつないというのは涙が5粒以内のこと。
あんまりおぼえてないけど、5粒だったと思う。
ちがったかもしれないけど、いまではわたしのなかでは5粒以内になってる。
ぽろ、ぽろ・・・という感じの大粒のなみだ。
さいきん、どーしてもみたい映画が2本あった。
ひとつは「PARIS」
もうひとつは「ホノカアボーイ」
どちらもこのまえ見に行くことができた。
せつない映画だった。
「PARIS」はジュリエット ビノシュがでているフランス映画。
パリのメトロには1本だけ地上を走るものがあるのだけど、そのわたしのだいすきなメトロが映る。
滞在しているときに何度も用もないのに乗ってしまったメトロ。
地上に出たとたんにエッフェル塔が迫ってくるの。ちょっとパリに行きたくなった。
「ホノカアボーイ」はハワイ島のちいさな町。ホノカアでのお話。日本の映画。
オアフにしか行った事のないわたし・・・なんだかせつなくてほんわかできました。
お話にでてくるひとたちがとても魅力的でした。
月の虹がみたくなりました。
そうそう、月の虹の写真がだいすきな高砂淳二さんの写真でした。
わたしの行った映画館では、上映期間中に映画に出てくるマラサダというポルトガル風のドーナッツも食べられたので、食べちゃいました。
冷めていたけど、おいしかった。素朴な味だった。だいすきな味だった。
揚げたてが食べたいなぁ・・・